腸内環境を整えると健康になる理由
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、2023年(令和5年)の日本人の肥満の割合は、男性が31.5%、女性が21.1%です。男性では40歳代が39.7%と最も高く、次いで50歳代が39.2%となっています。
一方、女性は高年齢層で肥満者の割合が高くなり、60歳代で28.1%と最も高くなっています。
体型や見た目などは誰しも気になったことがあるのではないでしょうか?
やはり当院でも腰痛や肩こりがある方はこういった体型に悩んでいる方も少なくありません。
今回はこういったお悩みの方に、そもそもどういったメカニズムで太っていってしまうのか?を知っていただいて日常生活で気をつけていただくきっかけになればいいと思います(^^)
適正体重になれば健康寿命も伸びること間違いなしです!それでは早速書いていきますね!
①太りにくい体を作るメカニズム
まず、注意をするのは当たり前ですが下記の3つになります。
・食べすぎない
・運動をする
・食べるものを見直す
この3つを気をつけつつ、重要になってくるのが「食物繊維」です。
食物繊維は腸内細菌のエサになり、特に善玉菌のエサになり体に良い働きをしてくれます。
今まで考えられていたことは食物繊維はそのまま便としてでていくとと言われていましたが、実は食物繊維を腸内細菌が消化して短鎖脂肪酸をつくり、体を燃えやすくしてくれます。いわゆる脂肪燃焼のスイッチを入れる役割が食物繊維にはあります。また、他にもお腹の中で酸をつくり悪玉菌を減らし、善玉菌も増やす役割もあります。
なので食物繊維を摂ると腸内環境を良くしながら短鎖脂肪酸を作りだし、脂肪燃焼効果にも繋がるため痩せやすくなるということです。
②疲労、肌荒れ、性格にも腸が関与?
・性格
脳腸相関と言って、脳と腸がお互いに密接に影響を及ぼし合うことをいいます。
例えば、わかりやすいのが緊張するとお腹が痛くなるということはよく聞くと思います。逆に腸の情報が脳にも影響を与えているケースというのもあります。
・疲労
疲れやすさや、だるさというのも腸内細菌が関係しています。
リーキーガットと言って日本語でいうと腸漏れといい、腸内の細胞に隙間ができ本来入っては行けない異物が入るようになって慢性的な炎症がずっと続き身体がダルい、疲れたなどを感じやすくなってしまいます。
・肌荒れ
肌荒れも免疫の暴走と言われている。肌がダメージを受けてしまうと免疫の細胞がそれを除去しようとし、暴走状態になり、そのままどんどん活性化してしまい良い細胞まで壊し、コラーゲンを壊したり、と言う状態になってしまうとシワが深くなってしまったりする。
リーキガットの原因
1,老化→歳をとると細胞が元気じゃなくなってくる
2,有用菌の不足→短鎖脂肪酸が腸が動くときのぜんどう運動のエネルギー源になるが、ちゃんと運動するためには腸同士の細胞がちゃんと手を取り合って繋がってないといけないので有用菌はいないと困る。
3,有用菌のエサ不足→短鎖脂肪酸を作るには食物繊維とかオリゴ糖をきちんと摂取し材料を与えてあげないといけない。
4,粘膜の減少→腸を覆っているバリアの役割をしている。粘膜が減少してくると細胞がダイレクトでダメージを受けてしまう。
この4つの原因でリーキガットが起こり、腸内環境から全身へと悪影響をおよぼしてしまいます。
③最高の腸内環境をつくる食事法
1,良い菌を摂取する
プロバイオティクス(人に有益な効果を与える菌)を積極的にとる。
乳酸菌、納豆菌、ビフィズス菌、酪酸菌、プロピオン酸菌などをとっていくと我々が足りないところを食事で補ってくれます。
納豆、チーズ、キムチなどの発酵食品を積極的に取ろう!
2,菌が喜ぶエサを食べる
プレバイオティクス(腸で有用菌の栄養源となる)を積極的にとる。
オリゴ糖、食物繊維など。
食物繊維の中でも水溶性食物繊維と不溶性食物繊維というのは聞いたことあると思いますが最近では発酵性食物繊維という新しい言葉が出てきています。
腸内細菌によって発酵しやすい=短鎖脂肪酸になりやすい食物繊維のことをいいます。
ブラン、もち麦、大麦、玉ねぎ、キウイなどが発酵性食物繊維にあたります。
3,菌がしっかりと働く
ポストバイオティクス(健康に有益な物質)を作る
私たちが食べたものを腸内細菌が分解、代謝して私達の健康に良いものにしてくれる。これが菌が働いてくれているという状態。
食物繊維を摂取→腸内細菌が分解→短鎖脂肪酸になる。
このときの短鎖脂肪酸はポストバイオティクスの1つということになる。
まとめ
腸内環境を整えれば全身に良い影響を与える!
生物には脳がない生物はいますが腸がない生物はいないのです。
ということは、腸が全身に及ぼす影響というのはとてもおおきいものになります。
なにか1つの食品が良いというよりは色々な食物繊維、発酵食品をとり、自分の腸を整えて身体が調子がいいなと思うものを積極的にとっていきましょう!