ストレートネックのセルフケア方法
首や肩のお悩みについて 首や肩にお悩みを抱えている患者様は多くいらっしゃいます。
首や肩だけでもさまざまな症状がありますが、本日はその中でも『ストレートネック』についてご説明や改善策のご紹介をします!
︎☆『ストレートネック』とは?
通称『スマホ首』というとわかりやすいかもしれません。
頭が本来あるべき位置より前に出てしまっている状態です。
頭が前に出ているので、ストレートネックの方は首の骨が斜め前に向かって一直線になっています。
☆ストレートネックのなにが悪いの?
首の骨は本来S字にカーブしているものです。 人間の頭は4〜6キロ(ボウリングの球くらい)の重さがあると言われますが、S字の骨で一つ一つの骨にかかる負荷を分散して頭を支えています。
そのカーブが無くなって骨が一直線になるとどうなるでしょうか?
負荷の分散が出来なくなるのです!
首の骨を支えているのは首や肩の筋肉です。 負荷が分散されないと、首の骨を支えるのに大きな力が必要になり、首や肩の筋肉には大きな負担がかかります。 負担がかかるので筋肉に疲労が溜まり、首こりや肩こりになるのです。 首や肩の凝りは頭痛や眩暈を引き起こすこともあります。
☆ストレートネックチェック
自分はストレートネックなのでは? と心配になった方、簡単にストレートネックのチェックをしてみましょう!
①まず足を閉じた状態で、壁にかかととお尻と背中をつけて立ちます。
②心呼吸して力を抜きます。
③頭は壁についていますか??
③で頭が壁に付いていない方、ストレートネックになっている可能性がございます…
☆︎ストレートネックの原因は?
現代で1番原因として多いのはPC・スマホの長時間使用と言われています。
スマホを見ている時、下を向いていることが多いかと思います。首が前に出て、筋肉に負担がかかっている状態ですね。これが一時的なものであれば正しい姿勢に戻した際に骨もS字カーブに戻り、ストレートネックにはなりません。
ですが毎日長時間悪い姿勢でいると、関節や筋肉がそのまま悪い状態で固まってしまいストレートネックになります。
スマホ使用以外にも、デスクワークの人は画面に集中し頭が前に出てしまうことでストレートネックになりやすい傾向があります。
☆ストレートネック改善ストレッチ
ストレートネックの方は筋肉が良くない状態で凝り固まってしまっています。
なのでまずはほぐしてあげましょう! 本日は3つ紹介していきます。
※伸ばしていて痛みが出る方もいらっしゃいます。痛みや違和感を感じたらやめるようにしてください。
◇首のななめストレッチ
①右手で左の鎖骨を押さえます
②右ななめ上を向いて首を伸ばします
③左耳から鎖骨にかけてのラインが伸びていたらOKです。20〜30秒、反対側も同様に行います
◇首の上向きストレッチ
①胸の前で手をバッテンして、鎖骨をそれぞれの手で押さえます(右手で左鎖骨、左手で右鎖骨を押さえます)
②そのまま上を向きます
③首の前側が伸びていたらOKです。20〜30秒行いましょう。
◇胸伸ばし
①壁に対して横向きに立ち、手と肘を壁につきます。肩と肘が同じ高さにくるようにし、手と肘は縦一直線にしてください。 ②手と肘は動かさず、一歩前に出ます。(痛い人は半歩から始めましょう。)
③胸の前側からから肩にかけての筋肉が伸ばされていればOKです。20〜30秒、左右行いましょう。 全て行っても3分ほどなので、1日に3セットほど出来ると理想的です!
☆ストレートネック改善に向けての生活改善
ストレッチ以外でも、生活の中で少しずつ意識してストレートネックの改善を目指していきましょう。
・スマホの長時間使用を控える(難しい方は出来る限りスマホを目線の高さに持ってきて使う、適度に休憩しストレッチする)
・枕を見直す
・血の巡りを良くする→水をたくさん飲む、お風呂にしっかりと浸かる、血行を良くする食べ物を食べる(青魚・玉ねぎ・海藻類など) 少しずつ意識して取り入れていきましょう。
★まとめ
ストレートネックの改善は日々の積み重ねです。
・ストレートネックを悪化させない
・凝り固まった筋肉をほぐす 少しずつ意識して毎日の生活の中で取り入れていきましょう!